縄文時代における動物解体技術の研究

代表者 櫻庭陸央
研究期間 2024年度
概要紹介 縄文時代の遺跡から出土した動物遺体を対象に切創痕と破砕の観察をおこない、両種の痕跡の分析から動物解体技術を考察する。
切創痕の分析では、部位・位置の出現傾向をもとに、解体の目的を探る。また、痕跡の形状をもとに解体に用いた利器と使用動作について推定する。
破砕は形状の分類をもとに破砕時の骨の状態について明らかにする。
キーワード 縄文時代、動物遺体、切創痕、破砕、動物解体技術
グラント 2024年度笹川科学研究助成
業績 [論文]
"動物骨切創痕・石器使用痕分析による動物解体技術の基礎的研究"櫻庭陸央,山梨考古学論集,Ⅸ,pp.69-78,2024.
"東北地方日本海側における縄文時代の動物資源利用"櫻庭陸央,動物考古学,41,pp.39-49,2024
"青森県域における古代・中世の馬匹生産と馬の利用"櫻庭陸央,山梨県考古学協会誌,30,pp,75-94,2023
[学会発表]
"破砕からみた縄文後期関東地方の動物解体技術"櫻庭陸央・植月学,日本動物考古学会第11回大会,2024
"利根川下流域における縄文時代の動物資源利用"櫻庭陸央・植月学,日本動物考古学会第10回大会,2023
"縄文時代晩期内陸部における動物資源利用"櫻庭陸央・植月学・上條信彦,日本考古学協会第87回総会,2021