理事長あいさつ
文化財をめぐる状況は近年めまぐるしく変化しています。
文化財を保護し、継承・活用するためには、社会のさまざまな人々が連携して、ともに研究を進める必要があります。
本研究所の前身である財団法人山梨文化財研究所は、文化財の調査研究と保護を目的に1986年に設立されました。
2012年には、より高度な研究活動の実践と、教育の場の提供をめざして新たに帝京大学文化財研究所を発足させました。
帝京大学文化財研究所では研究と教育という大きな課題に総合的に応えるため、国内外での調査研究、専門家の技術研修等を実施するとともに、学生を対象とした各種の実習をおこなっています。
今後も分野や国境を越えた研究交流による常に新しい視点からの研究と、将来を担う若い人たちに対する実践的教育に基づき、文化財の持続可能な保護と活用を推進していきます。