シンポジウム「縄文人は納豆を食べたか?」のご案内(12/19)
シンポジウム 縄文人は納豆を食べたか? 縄文時代の納豆系発酵食品の可能性を探る−
近年の植物考古学の研究によって、国内では約1万3千年前の縄文時代草創期からダイズ属のマメが存在し、縄文時代晩期まで継続的に利用されていることが明らかになった。この事実を踏まえ、縄文時代に存在したダイズ属のマメがどのように調理・利用されていたのかを探る調査研究が進められ、この過程で特に納豆系の発酵食品の有無が大きな問題として浮上してきた。
この課題に対し、本研究チームでは縄文時代の土器の圧痕分析、出土炭化物のタンパク質構造解析、同位体分析、実験考古学によるツルマメ納豆の再現、バイオサイエンスによる食品解析などのさまざまな分野からの研究を行なっている。
本シンポジウムでは、改めて世界の納豆文化に関する知見を深めるとともに、上記の研究から見えてきた縄文時代における納豆系食品の可能性について議論したい。
開催概要
日時:2026年12月19日(土)10:20~17:00
会場:帝京大学文化財研究所 大ホール
参加費:無料
事前申込:不要(現地開催のみとなります。予約制ではありませんので、当日会場にお越し下さい。)
主催:帝京大学文化財研究所
共催:山梨県考古学協会
プログラム
9:50 開場
10:20~10:30 開会のあいさつ (山内和也 文化財研究所所長)
10:30~10:40 趣旨説明(中山誠二)
【基調講演】
10:40~12:00 高野秀行(ノンフィクション作家、国立民族学博物館特別客員教授) 「縄文納豆とサピエンス納豆仮説」
12:00~13:00 昼 食
【基調報告】
13:00~14:00 中山誠二(帝京大学文化財研究所客員教授)「縄文時代のマメ科植物の利用と納豆系発酵食品の可能性」
14:00~14:40 西内 巧(金沢大学疾患モデル総合研究センター准教授)「縄文土器に残るマメのタンパク質―プロテオーム解析から発酵の可能性を探る 」
14:40~15:10 山田 剛(帝京大学医真菌研究センター准教授)「縄文時代の自生植物の葉によるツルマメ醗酵実験から分離された微生物の同定」
15:10~15:40 高橋宣治(帝京大学理工学部教授)「ツルマメ納豆生産菌の代謝産物について」
15:40~15:50 休憩
【討 論】
15:50~16:50 司会:堀越峰之(帝京大学総合博物館)・保阪太一(南アルプス市教育委員会) 、パネラー:高野、中山、西内、山田、榎元、高橋
16:50~17:00 閉会のあいさつ (山梨県考古学協会 保坂康夫会長)
*なお、本研究はJSPS科学研究費基盤研究Bおよび帝京大学先端総合研究機構チーム研究助成に基づくものである。
