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助教

赤司 千恵 Chie AKASHI

研究キーワード
  • 植物考古学
  • 種実分析
  • 西アジア
  • 中央アジア
  • コーカサス
  • 博物館学
ResearchMapリンク https://researchmap.jp/7000001607
自己紹介 遺跡から出てくるタネや実から、当時食べていたもの、栽培していたもの、採集していた植物などについて研究しています。当時の食べ物を直接研究できるわけですから、人々の日常生活に最もダイレクトに迫れると思い、植物考古学の道に進みました。
最初の海外フィールドはシリアでした。それ以来、シリア、トルコ、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、キルギスなどで、農耕の伝播、薬草利用、環境と植物利用の関係について研究を続けています。最終目標は「植物利用からみる西アジア史」構築。歴史の教科書は政治史や経済史が中心ですが、植物利用から西アジア史を見てみると、一般の人たちの視点からみた歴史が見えてくるかもしれません。
学生へのメッセージ わたしが専門とする出土植物種実の研究は、遺跡から土を採取し、土から炭化物を取り出し、炭化物からタネを取り出すという地道な作業から始まります。顕微鏡前に座って数時間、黙々とタネをピンセットでつまみ上げ続けることもあります。根気の要る作業ではありますが、これが一番わくわくする時間でもあります。ときには一つの遺跡から数万点の種実が出てくるので、植物や食文化に興味のある学生をお待ちしています。
その他 やまなし伝統工芸館 学芸員(兼務)
文化財虫菌害防除作業主任者
文化財IPMコーディネーター